ラメポタブログ

主に鉄道を中心とした交通関連の記事を投稿していこうと思います。

【ラメポタチャンネル】東北新幹線 東京~仙台の前面展望動画

A列車で行こうExp.+で東北新幹線の東京~仙台間のマップを作成しました。路線長が長いため結構バッサリと省略、簡略、短縮しています。特に景色が一切変化しないトンネル部分についてはかなり短くしています。

 

東北新幹線の現実の前面展望動画ですが上野~仙台は探せば出てきますね。本動画と見比べてみるのも面白いかもしれません。

 

私は東北新幹線には東京~福島間しか乗車したことがないので、福島から先は自分にとっても未知の世界で、作成してて楽しかったです。

東北新幹線上越北陸新幹線含む)は東海道新幹線と比較すると、

・営業最高速度が320km/hと高い(東海道新幹線は285km/h)

・車両の種類が多彩

という点が興味深いですね。

 

需要がありそうなら盛岡、新青森新函館北斗と再現部分を延伸しようと思っています。また、現在は未開業の新函館北斗~札幌を作成してみるのもよいですね。

 

動画は以下からどうぞ。

 

www.youtube.com

京阪のダイヤ解説③ 京阪線の各駅の解説-京都編

京阪線各駅の解説

京阪の駅解説の続きで今回は京都編です。前回(大阪編)を未読の方はこちらからどうぞ。大阪編と同様でダイヤと関係ない記述が多めになります。

 

 

KH-25橋本

駅周辺は静かな住宅街で、利用客数は少なめですが、駅周辺は最近少し開発されているようです。京阪線としては京都府西端の駅で、ここから八幡市に入ります。ほぼ全線において沿線に住宅が途切れない京阪線においては唯一の秘境感が漂う駅です。

 

 

KH-26石清水八幡宮

八幡市の中心駅で、ケーブル線と接続しています。つい最近改名された駅で、2019年9月30日までは「八幡市」という駅名でした。急行が停車しますが利用客数は多くありません。大阪に移動する八幡市民は、車等で樟葉まで行き、樟葉から京阪に乗るという方も多いそうです。駅の近くでは桂川宇治川・木津川の合流ポイントがあります。また、駅は男山に面しています。川と山に挟まれ自然を感じられるエリアです。

 

 

KH-27淀

ここから京都市に入ります。周辺は住宅街です。駅前に京都競馬場があり、競馬開催時は競馬客で賑わう駅です。当駅と次の中書島は4.4kmの距離があり、京阪線の1駅間としては最長の距離となっています。

2面4線の高架駅で、一部の普通や準急などが当駅で特急や通勤快急などを待避します。淀車庫とも繋がっており、京都・大阪両方面からの始発、終着列車が多数設定されています。乗務員交代も行われる駅であり、運行上重要な駅です。基本的には準急と普通しか停車しませんが、当駅を始発、終着とする急行は停車します。また、競馬開催時には急行や快速急行が臨時停車することもあります。

 

 

KH-28中書島

京都伏見の玄関口となる駅です。宇治線との分岐駅でもあります。また、小さいながらもバスターミナルを持っており、多方面の客が行きかう駅です。しかし、駅周辺は住宅が多めで、特に栄えているという印象はありません。利用客数は特急停車駅の中では最も少ないですが、乗り換え客はかなり多いため、乗り換え性能に特化した駅と言えます。

3面4線の地上駅で、基本的には2線を本線が、残る2線を宇治線が使用します。本線大阪方面と宇治線は同じホームのため、対面乗り換えが可能です。宇治線は主に本線の特急との接続を重視したダイヤになっています。また、乗務員交代が行われることも多く、淀と同様で運行上重要な駅です。

過去には本線と宇治線を直通する列車もありましたが、現ダイヤの定期列車では設定されていません。

 

 

KH-29伏見桃山

伏見区の中心駅で、駅のすぐそばには商店街があります。伏見観光にも便利な立地です。また近鉄京都線桃山御陵前駅も至近であり乗り換え可能です。さらにJR奈良線桃山駅も一応ですが徒歩圏であり、京都市南部の重要エリアの一つです。

特急が停車する隣駅の中書島丹波橋よりも栄えていますが、様々な経緯で中書島丹波橋には特急が停車しましたが、当駅は急行すら停車しないため、少々ちぐはぐな感じになっています。

 

 

KH-30丹波橋

近鉄京都線近鉄丹波橋との接続駅です。当駅も近鉄も特急が停車し利便性が非常に高い駅ですが、周辺はバスすら来ない閑静な住宅街となっています。中書島同様乗り換え特化の駅と言えます。ちなみに京都府内では祇園四条と並んでトップクラスの利用客数をほこります。

2面4線の橋上構造の駅で、緩急接続可能です。ほぼ終日に渡り特急と準急または普通が接続します。

 

 

KH-31墨染

周辺は住宅街です。当駅付近から東福寺あたりまで疎水と並走します。西に行くと近鉄伏見駅、東に行くとJR藤森駅があります。あえて乗り換えで使うほど近いわけではないですが、当駅付近に住む方は目的地に応じて使い分けができて便利でしょう。

 

 

KH-32藤森

周辺は住宅街です。駅の真上に名神高速が通っています。深草に停まる高速バスを使う場合は当駅から乗り換えで向かうこともあるでしょう。

 

 

KH-33龍谷大前深草

周辺は住宅街です。駅名からも分かりますが学生の利用客が多いです。北東に数分歩けばJRの稲荷駅にも行けます。

2面4線の構造で緩急接続可能ですが、当駅には各駅停車と、実質各駅停車の準急しか停車しないので緩急接続はありません。朝夕夜などは普通や準急が通過列車の待避を行う場合があります。

 

 

KH-34伏見稲荷

伏見稲荷大社の最寄り駅です。JRの稲荷駅の方が近いですが。利用客数は京阪本線の中でもかなり少ない部類だったのですが、ここ数年でインバウンド需要の高まりから利用客数が倍増しています。しかし、コロナの影響でまた減るかもしれません。

急行が停車し、年始は大勢の参拝客で賑わいますが普段は静かな駅です。一部列車は龍谷大前深草での追い抜きを利用して、急行と準急または普通が方接続しています。

 

 

KH-35鳥羽街道

周辺は住宅街です。利用客数は本線内でトップクラスに少ないです。すぐ隣にJR奈良線が走っていますが、駅は設置されていません。

 

 

KH-36東福寺

周辺は住宅が多めです。東福寺の最寄り駅で、特に秋は観光客でにぎわいますが、実は東福寺自体は隣の鳥羽街道の方が若干近かったりします。JR奈良線との接続駅でもあり、主に京都駅に行くための乗り換え客が多いです。

JRはみやこ路快速が停車しますが残念ながら京阪は優等種別が停車していません。当駅は7両編成分しかホーム長がなく、8両で運転している特急が停車できないことがその要因の一つとされています。

 

 

KH-37七条

京都市中心部の玄関口で、三十三間堂京都国立博物館の最寄り駅です。快速特急洛楽も停車しますが、乗り換え路線はなく利用客数もそれほど多くありません。西に10~15分ほど歩けば京都駅に行くことができます。最近では七条と京都駅を結ぶステーションループバスも設定され、京阪によって盛んにアピールされています。

 

 

KH-38清水五条

京都市中心部の駅ですが、利用客数は多くなく特急や快速急行は通過します。駅名の通り清水寺の最寄り駅ですが、当駅から歩くと25分ほどかかります。京都駅や河原町から行くのであればバスの方が便利です、と言いたいところですがバスも超混雑に遅延多発のため、何とも言えない感じです。

 

 

KH-39祇園四条

京都市中心部の中でも特に中心の駅その1です。利用客数は京都府内の京阪の駅ではトップクラスです。隣の三条駅とともに観光、ショッピング、娯楽等幅広い用途で利用される駅です。また、公式には案内されていませんが、阪急の京都河原町駅とも乗り換え可能です。当駅を利用して京阪阪急間を乗り換え利用する方も多く見られます。

駅は地下にあり、1面2線の島式ホームです。もちろん全営業列車が停車します。大阪方面に向かう場合、特急は出町柳や三条からの利用客で座席が埋まってることも多いのが難点です。

 

 

KH-40三条

京都市中心部の中でも特に中心の駅その2です。観光、ショッピング、娯楽等幅広い用途で利用される駅で、利用客数もかなり多いです。地下鉄東西線と接続しており、京都市内の移動の要所の一つとなっています。また、地下鉄東西線に乗り入れしている京阪京津線を利用することで、大津にも出られます。

駅は地下にあり、2面4線の島式ホームで、全営業列車が停車します。多くの特急が当駅で準急や普通と緩急接続しており、主に神宮丸太町の利便性をフォローしているほか、停車時間を調整することで容量の少ない出町柳の折り返しをパンクさせない役割も果たしています。また、三条駅自身も留置線があり折り返しが可能となっています。

京阪本線は当駅までですが、ほとんどの列車が鴨東線に入り出町柳まで運転されているため、実質的には本線・鴨東線は一体化されています。駅の案内や駅員さんのアナウンスでも鴨東線と案内されることはほぼありません。

 

 

KH-41神宮丸太町

鴨東線唯一の途中駅です。少々距離がありますが平安神宮の最寄り駅です。特急や快速急行が通過しますが隣の三条での緩急接続により利便性はフォローされています。利用客数は多くはありません。神宮丸太町または出町柳を利用する場合、60円の加算運賃が課せられます。

 

 

KH-42出町柳

京阪の実質的なターミナル駅叡山電車と接続しています。また、京都市北部へのバスでのアクセスの玄関口にもなっています。駅周辺は住宅が多めで比較的静かです。利用客数は三条よりも多く、侮れない数となっています。利用客は学生が多いことが特徴です。

1面2線の構造で、大阪方面に留置線が1本あります。2線しかなく列車容量が少ないため、ラッシュ時などは一部の列車を三条折り返しにすることでパンクを防いでいます。

 

 

以上、京阪各駅の解説京都編でした。

京阪のダイヤ解説② 京阪線の各駅の解説-大阪編

京阪線の各駅の解説

ダイヤを組むうえで沿線情報は大事です。そこで、この項では京阪本線鴨東線中之島線の各駅の特徴を軽く解説します。ダイヤと関係ない記述が多めになります。

長くなるので、2つのページに分割します。前半は大阪編(淀屋橋~樟葉と中之島線の各駅)、後半は京都編(橋本~出町柳の各駅)です。

 

 

KH-1淀屋橋

京阪本線の終点です。大阪の大動脈である大阪メトロ御堂筋線と接続しており、利用客数は京阪線で2位です。御堂筋線淀屋橋駅も利用客数は梅田、難波、天王寺に次いで4位と利用客がとても多いです。乗り換えも含めれば多くの人が交錯するエリアと言えます。

駅周辺はビジネス街を形成しており、大阪市役所も近いです。平日はサラリーマンが多く見られる一方で、娯楽施設やショッピング施設は極めて少なく、休日はわりかし静かなエリアです。大阪市内ではトップクラスに家賃相場が高いエリアでもあります。

京阪の駅は地下駅で、1面4線の切り欠け式ホームです。この特異な配置のため、運が良ければ列車が縦列停車するといった、他社線では滅多に見られない景色が見られることもあります。もちろん終点なので全列車が停車します。

 

 

KH-2北浜駅

大阪メトロ堺筋線と接続しており、利用客数はそこそこ多いです。駅周辺はビジネス街となっており、金融や株式に関する会社が多めの金融街となっています。淀屋橋と同様で休日は人が減り、比較的静かなエリアです。駅周辺にはお洒落なカフェが多かったりします。橋を渡って中之島に入ると、公会堂や美術館、公園などにも行けるため、都心ですがゆっくり過ごすことができるでしょう。

京阪の駅は地下駅、1面2線の島式ホームとなっており、全種別の列車が停車します。

 

 

KH-3天満橋

読み方は「てんまばし」です。淀屋橋、北浜同様ビジネス街で、利用客はかなり多いです。大阪メトロ谷町線と接続しているほか、京阪中之島線とも分岐しています。

地下駅、3面4線の構造です。中之島線分岐駅ですが、本線と中之島線の乗り換えは京橋駅で行う方が階段を使わなくてすむので便利です。全種別の列車が停車します。この駅から萱島までは複々線となります。

 

 

KH-4京橋

京阪最大のターミナル駅で、利用客は京阪線の中ではダントツの1位です。JR大阪環状線JR東西線、JR学研都市線、大阪メトロ長堀鶴見緑地線と接続しています。駅周辺は下町の雰囲気があり、居酒屋など食事場所が豊富です。百貨店や古くからの商店街などもあり買い物も便利です。総じて平日休日問わず人が多いところと言えるでしょう。一方でパチンコや風俗店等も多めなので、治安はあまり良くないようです。

高架駅、2面4線で、全種別の列車が停車します。天満橋までは地下区間でしたが、ここからは地上区間となります。なお、天満橋~京橋間では車窓から大阪城が見えます。朝ラッシュではホーム数を活かした相互発着がしばしば行われます。淀屋橋行き(淀屋橋始発)と中之島行き(中之島始発)の接続もこの駅で行われます。

 

 

ここで、先に中之島線の駅の解説をはさみます。

 

 

KH-51なにわ橋

本線の北浜のすぐ近くに位置する駅で、北浜同様大阪メトロの堺筋線と接続しています。ただし、堺筋線との乗り換えは一度地上に出なければならないため、北浜の方が便利です。特急、準急などの主力種別の大半は淀屋橋方面に向かう関係で、当駅を利用するぐらいなら北浜を利用した方が便利なことが多いため、利用客数は本線、鴨東線中之島線交野線宇治線の中でもワーストを争うレベルで、都心の秘境駅と揶揄されることもあります。

 

 

KH-52大江橋

本線の北浜のすぐ近くに位置する駅で、淀屋橋同様大阪メトロの御堂筋線と接続していますが、乗り換えは一度地上に出なければならないため淀屋橋の方が便利です。淀屋橋は始発駅のため確実に座れるメリットもあるため、当駅の立場はかなり悲惨で、利用客数は淀屋橋の10%にも及びません。

なにわ橋と大江橋は、それぞれ北浜、淀屋橋と同一駅として扱う特例があります(例外もありますが)。そのため、中之島線利用時に課せられる加算運賃はありません。

 

 

KH-53肥後橋

中之島のビジネス街付近に位置する駅で、大阪メトロ四ツ橋線の肥後橋駅と接続しているほか、10分ほど歩けば北新地や西梅田方面にも行けるため、利便性は中之島線の中では優秀な方です。しかし、中之島線には特急や準急などの優等種別がほとんど来ないこと、淀屋橋が徒歩圏にあること、加算運賃が課せられることなどが足を引っ張り、利用客数としては区間急行が通過する小さな駅と張り合うレベルとなっています…。ダイヤ面で中之島線が便利になれば利用客数が増える可能性はありそうです。

 

 

KH-54中之島

中之島西部に位置する駅で、中之島線のターミナルですが、公式には乗り換え可能な路線はありません。しかし、阪神福島駅やJR東西線新福島駅は徒歩圏にあるため、コンコースでは乗り換え案内がされています。利用客数は渡辺橋よりもやや少ないといったところです。

駅は切り欠けの1面3線の構造ですが、列車本数が少ないため、1線は現状イベントや臨時列車等のために使われています。

現時点ではパッとしない印象の駅ですが、将来なにわ筋線が開業すれば南海やJRとの乗り換えが可能になります。これにより、南海やJRのダイヤ次第ですが関西空港まで一本で行けるようになるため、当駅の意義が大きく上昇することが見込まれます。

また、中之島線は当駅から九条に延伸する構想があり、実現すれば阪神なんば線および大阪メトロ中央線に乗り換えられるようになります。これもダイヤ次第ですが、京阪沿線から大阪港や甲子園、三宮へのアクセスが便利になる可能性があるため期待したいところです。

 

 

中之島線の解説は以上です。再び本線に戻ります。

 

 

KH-5野江

2019年3月に延伸したJRおおさか東線のJR野江駅と接続していますが、乗り換え客はそれほど多くないようです。また少し歩けば大阪メトロ谷町線野江内代駅にも行けます。駅周辺は郊外の住宅街といった雰囲気です。

2面4線で、線路4本の内、外側2本にのみホームが設置されています。野江から大和田までの各駅は同様の構造になっています(森小路守口市を除く)。野江~土居は各駅停車しか停車しません。

 

 

KH-6関目

大阪メトロ今里筋線と接続していますが、乗り換え客はそれほど多くないようです。少し歩けば大阪メトロ谷町線関目高殿駅にも行けます。駅周辺は住宅街です。野江~土居の中では最も利用客数が多い駅です。

 

 

KH-7森小路

駅周辺は住宅街です。

2面4線でホームは内側線にも面していますが、柵があるため乗降はできません。今後、優等列車が停車するようなことがあれば、この構造が活かされるのですが…。京阪の営業最高速度110km/hを間近で感じるならオススメな駅です。(ただし危ないので気を付けましょう)

 

 

KH-8千林

駅周辺は住宅街です。駅のそばには大きな商店街があります。淀屋橋方面から見た場合大阪市に位置する最後の駅となります。はるか昔、この駅から梅田方面への路線をつくる計画があったとかいう噂を聞いたことがあります。

 

 

KH-9滝井

ここから守口市に入ります。駅周辺は住宅街です。少し歩けば大阪メトロ谷町線今里筋線太子橋今市駅があります。隣の千林駅および土居駅とは400mしか離れていません。鉄道屈指の短距離ということで、特に滝井~土居間は鉄道ファンには有名な区間でもあります。

 

 

KH-10土居

駅周辺は住宅街です。野江~土居の中では最も利用客数が少ない駅です。周辺住民は急行や準急が停車する守口市駅に流れてしまっているのでしょうか?

 

 

KH-11守口市

守口市の中心に位置し、利用客数も結構多い駅です。駅周辺は百貨店、居酒屋などそこそこ栄えており、守口市役所も徒歩圏です。少し歩けば大阪メトロ谷町線守口駅があります。

2面4線でホームは内側線にも面しており、緩急接続可能な構造になっています。当駅は快速急行、急行、準急も停車し、これら優等種別と各駅停車が頻繁に接続を行っています。これにより、利用客数の多い西三荘~大和田の各駅から大阪中心部への速達性を確保しています。同時に、野江~土居から寝屋川、枚方、京都方面へのアクセスの改善も図っています。

 

 

KH-12西三荘

駅周辺は住宅が多めです。駅のそばにパナソニックの本社がある関係で、パナソニックの通勤客が多いことが特徴です。当駅から門真市に入ります。門真市内の各駅(西三荘、門真市、古川橋、大和田)は全体的に利用客が多めなことが特徴です。

 

 

KH-13門真市

門真市の中心あたりです。大阪モノレールと接続しています。準急が停車しない駅ですが、利用客数は準急までが停車する駅を含めてもトップです。さらに言うと、急行までが停車する駅を含めてもトップです。これだけ利用客が多いのに準急すら止まらないのは、旅客の遠近分離のためでしょう。京阪は門真市全体の利便性を考慮して、守口市での緩急接続や、区間急行の設定をするなどダイヤ面での工夫を行っています。

 

 

KH-14古川橋

駅周辺は住宅が多めです。大阪の運転免許試験場の最寄り駅でもあるため、大阪府民であればお世話になった方も多いでしょう。

 

 

KH-15大和田

駅周辺は住宅が多めです。複々線のカーブを利用して京阪の車体を奇麗に撮れるため、京阪撮り鉄にとっては有名な駅です。

 

 

KH-16萱島

駅周辺は住宅街です。ここから寝屋川市に入ります。また、複々線はここまでです(正確には寝屋川信号所まで)。駅のホームには大きなクスノキが見られます。利用客もそこそこ多いです。

2面4線の高架駅で緩急接続可能な構造です。寝屋川車庫の最寄り駅でもあり、当駅を始発・終着とする列車が多数設定されています。当駅止まりの列車が多い関係で、この駅で乗り換えを余儀なくされることもすくな必ずあります。また、ここから先は準急が各駅停車となります。総じて京阪の運行上、乗務員のやりくり上、そしてダイヤ上で非常に重要な駅です。

 

 

KH-17寝屋川市

寝屋川市の中心駅です。利用客数は京橋、淀屋橋枚方市に次ぐ4位ですが、遠近分離のため特急は通過します。

2面2線の高架駅で駅舎は立派です。萱島と同様で寝屋川車庫とも接続しており、当駅を始発・終着とする列車があります。淀屋橋寝屋川市間は高架線が多く、高架でない部分も立体交差しているため踏切はありません(車庫への引き上げ線は除く)。下りの通勤準急は当駅~萱島間で混雑のピークを迎え地獄絵図となります。

 

 

KH-18香里園

典型的な郊外駅ですが、利用客数はかなり多く快速急行が停車します。成田山不動尊の最寄り駅であり、元旦は多くの参拝客が利用します。

2面4線の構造で緩急接続ができます。日中は準急が特急を待避しています。また、朝夕は急行や快速急行と普通が緩急接続することも多いです。香里園~枚方市は高架化の計画があり、現在進行中です。これにより21カ所の踏切(内、20が開かずの踏切)が撤去されます。側道や歩道も拡張され、香里園~枚方市の沿線民は渋滞緩和などの恩恵を受けられるでしょう。

 

 

KH-19光善寺

駅周辺は住宅街です。ここから枚方市に入ります。準急までが停車する駅の中では利用客数は多い方です。ホームがカーブ上にあり列車が大きく傾く関係でホームと電車の間が広く空いています。乗降の際には気を付けましょう。なお高架化の際にホームの位置をやや京都方面に移動させるらしく、カーブ上のホームは解消される見込みです。

 

 

KH-20枚方公園

駅周辺は住宅街です。ひらパーの最寄り駅でもあります。急行が止まりますが、利用客数は急行が通過の光善寺の方が多いです。高架化の際にホームの位置をやや大阪方面に移動させるらしく、ひらパーにより近付く見込みです。

 

 

KH-21枚方市

枚方市の中心で、駅周辺はかなり栄えています。交野線とも接続しているほか、広範囲へのバスも発着しており、淀川対岸の高槻などにも移動可能です。京阪間最大の駅で利用客数は京橋、淀屋橋に次いで3位です。

3面6線の高架駅で、その内主に4線を本線が、2線を交野線が使用します(例外も多少ありますが)。特急と準急や普通が緩急接続することも多く、乗り換え客も含めて多くの客が行きかう駅です。京都側に留置線があり、大阪方面から来た列車が当駅で折り返すことも多いです。総じて京阪への影響力が非常に大きい駅と言えます。

なお、過去には本線と交野線を直通する列車(おりひめ、ひこぼし)が運転されていましたが、現ダイヤでは定期列車では設定されていません。

 

 

KH-22御殿山

駅周辺は住宅街です。駅のホームはカーブ上に位置しています。利用客数は隣の牧野の方がかなり多くなっています。

 

 

KH-23牧野

駅周辺は住宅街です。利用客数はかなり多いです。駅は、大阪側は高架上、中央は地上、京都側は川上の鉄橋および堤防上、に位置する面白い駅です。

 

 

KH-24樟葉

駅の東側は京阪グループが開発したエリアで、高層マンションやくずはモールなどで賑わっています。一方で駅の西側は淀川に面しており、穏やかな雰囲気が漂っています。大きなバスターミナルもあり、枚方の鉄道空白地帯や、京田辺松井山手などに移動できます。京阪線では大阪府東端の駅です。利用客数はとても多く、特急が停車します。所要時間的には淀屋橋出町柳の中間に位置する駅ですが、利用者はどちらかというと大阪志向の方が多いようです。

2面4線の高架駅で京都方面に2本の留置線を持っています。ここから先、京都方面は利用者数が減る関係で、当駅折り返しの列車が多く設定されています。昼は特急と準急が緩急接続しています。

 

 

以上、駅紹介大阪編でした。次回は京都編です。

京阪のダイヤ解説① 京阪線の概要

1.京阪電車

 

今回は関西五大私鉄(阪急・阪神・京阪・近鉄・南海)の一つである京阪の昼ダイヤを見ていこうと思います。

 

初めに京阪を選んだ理由は、私の最も好きな鉄道の一つが京阪だからです。

 

京阪はその名の通り京都と大阪を結ぶ路線ですが、

・京都の玄関口であり新幹線も通っている京都駅

・大阪キタの中心である大阪駅/梅田駅

・大阪ミナミの中心である難波駅

には乗り入れていないため、関西以外の方にとっては比較的馴染みの薄い路線かと思います。そこで、京阪がどこを走っているかご存じでない方でも楽しんでもらえるよう、初めに路線の大まかな特徴を解説いたしますので、ぜひご覧ください。

 

なお、今回取り上げるのは京阪本線のダイヤですが、京阪本線鴨東線と実質的に一体化しているほか、中之島線との関係も深いため、鴨東線(おうとうせん)および中之島線についても記載します。交野線宇治線京津線石山坂本線についてはまたの機会ということにします。

 

 

2.京阪線の停車駅案内

 

まず、京阪線の停車駅案内はこんな感じです。

 

 

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京阪線停車駅の案内(京阪HPより)

本線:淀屋橋~三条

鴨東線:三条~出町柳

中之島線天満橋中之島

交野線枚方市~私市

宇治線中書島~宇治

京津線:御陵~びわ浜大津

石山坂本線石山寺~坂本比叡山

 

なお、本線・鴨東線の運行上の起点は淀屋橋ですが、上りは出町柳方面(京都方面)、下りは淀屋橋方面(大阪方面)となっています。本ブログでも上り下りはこれにならって表記します。

 

 

3.京阪線の列車種別

 

京阪線の列車種別と停車駅です。種別がいっぱいあってややこしいので、初心者の方はとりあえず特急、準急、普通だけ見ていただければOKです。

 

 

快速特急 洛楽

停車駅:淀屋橋~京橋、七条、祇園四条、三条、出町柳

大阪から京都に観光に行く際に使用することを想定した種別です。京阪本線の最速種別ですが、本数はかなり少ないです。

 

 

特急

停車駅:淀屋橋~京橋、枚方市、樟葉、中書島丹波橋、七条、祇園四条、三条、出町柳

京阪本線の主力種別でほぼ終日走っています。京阪本線の主力駅、重要駅に停車します。

 

 

通勤快急(平日朝の下りのみ運行)

停車駅:淀屋橋~京橋、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島丹波橋、七条、祇園四条、三条、出町柳

朝ラッシュ用の列車種別です。守口市を通過する点が快速急行との違いです。

 

 

快速急行

停車駅:淀屋橋~京橋、守口市寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島丹波橋、七条、祇園四条、三条、出町柳

特急の停車駅に守口市寝屋川市、香里園を追加した種別です。大阪寄りの利用者数の多い郊外駅が追加されています。

 

 

深夜急行淀屋橋~樟葉の上りのみ運行)

停車駅:淀屋橋~京橋、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉

「深夜急行」日本で唯一の種別名です。毎日、深夜の上りに1本だけ運転されます。守口市枚方公園を通過する点が急行との違いです。

 

 

急行

停車駅:淀屋橋~京橋、守口市寝屋川市、香里園、枚方公園、枚方市、樟葉、石清水八幡宮中書島丹波橋伏見稲荷、七条~出町柳

快速急行枚方公園、石清水八幡宮伏見稲荷清水五条神宮丸太町を追加した種別です。観光、行楽等に便利な駅が追加されています。

 

 

通勤準急(平日朝の下りのみ運行)

停車駅:淀屋橋~京橋、萱島出町柳

朝ラッシュ用の列車種別です。守口市を通過する点が準急との違いです。

 

 

準急

停車駅:淀屋橋~京橋、守口市萱島出町柳

終日使用される主力種別の一つです。大阪側では準優等種別、京都側では普通の補完としての役割を持ちます。

 

 

区間急行淀屋橋~樟葉のみ運行)

停車駅:淀屋橋~京橋、守口市~樟葉

主に、大阪市中心部と西三荘、門真市、古川橋、大和田あたりの輸送に便利な種別です。序列としては準急よりも下の位置づけです。

 

 

普通

停車駅:各駅

各駅停車です。終日運用される主力種別です。

 

 

なお、中之島線に入る列車は基本的には通勤快急快速急行、通勤準急、準急、区間急行、普通のみです。中之島線では全種別の列車が全駅に停車します。過去の臨時列車では特急や急行が中之島線に入った例もありますが、いずれも全駅に停車します。

 

 

4・京阪沿線エリアの大雑把なイメージ

 

大雑把なイメージは

どの駅も利用客数が多いです。淀屋橋、北浜、天満橋、京橋の4駅で分散ターミナルを形成しています。また、どの駅も全営業列車が停車し、他社線とも接続しています。

 

中之島線の各駅は、都心の割には利用客がかなり少ないです。

 

大阪市守口市門真市寝屋川市枚方市の順に通っていきます。快速急行が停車する守口市寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉は利用客数が多いです。全体的に大阪志向の利用客が多めです。

 

八幡市京都市を通っています(久御山町も一瞬通っていますが駅はありません)。特急が停車する中書島丹波橋は乗り換え客数が多いです。京都志向の利用客の方がやや多いようですが、大阪志向の利用客も結構いる印象です。

 

特に祇園四条と三条が中心と言えます。祇園四条、三条、出町柳は利用客が多く、また乗り換え路線もあり、この3駅で分散ターミナルを形成しています。(なお、三条~出町柳は厳密には鴨東線

 

 

今回はここまでです。

次の記事では京阪線の各駅について解説します。

 

鉄道のダイヤの魅力

 1.鉄道のダイヤグラムの作成事情

 

本ブログでは様々な鉄道のダイヤグラムに着目した記事を投稿しようと思っています。

 

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ダイヤグラム図(筆者作成のもの)

 

鉄道のダイヤは、早朝の出庫、朝ラッシュ、昼、夕ラッシュ、終電付近、そして平日or土祝と時間帯や日程に応じて複雑に運用が変わっていきます。中には臨時列車を運転したり、臨時ダイヤが組まれたりすることもあります。

 

このように複雑なダイヤを組むのは、鉄道会社にとっても面倒で手間なのですが、もちろん理由があります。ダイヤは、

 

・旅客流動

・運転手・車掌の配置

・車両のやりくり

・車両の点検サイクル

・沿線人口や沿線自治体の特徴

・駅や線路の容量

・列車の性能

・カーブや勾配などの物理的制約

・鉄道会社の利益

など様々な要素が絡んで作成されています。

 

そして鉄道利用者にとって便利で、かつ利益に繋がるような運用を目指せるダイヤを組もうと思うと、自然と複雑なダイヤになっていくのです。

 

ダイヤがあまりに適当だと利用者にとっても不便ですし、鉄道会社も赤字を垂れ流すことになるでしょう。

 

例えば、コスト削減を重視するあまり列車本数を減らしすぎると、当然列車は混雑します。そうなると、その混雑っぷりに嫌気がさした利用者は、自家用車やバスを使う、そもそも外出しない、といった方向に流れその鉄道に乗らなくなることが考えられます。結果として鉄道会社は赤字になってしまうでしょう。

 

かといって、列車本数を過剰に増やすと、混雑は緩和し利用者は増えるかもしれませんが、列車の増備コストおよび多数の列車の運行経費、および人件費等がかさみ、これはこれで赤字になるでしょう。

 

つまりバランスが大事なのです。そして、客の利便性と会社の利益の双方を両立させ、かつ他の数多の要素や制約条件を考慮し、複雑なパズルを組み立てるかのようにして出来上がったダイヤは、一つの芸術作品ともいえるのです。と、同時に鉄道会社の最大の商品でもあるのです。

 

(ただ難しいのは、鉄道は利益を求める企業であるとともに、地域の足としての役割を担う公共的な役割も強いため、赤字路線だからといって安易に切り捨てる、といったことはなかなかできませんが…)

 

 

2.ダイヤを読み解く

 

さて、ここまでで、ダイヤが様々な事情を元に作成されていることがお分かりになったかと思います。これは逆に言うと、完成されたダイヤを考察し読み解くことで、その鉄道会社の考えがよく分かるのです。

 

たとえば、やたら通過駅が多い種別(新快速、特急など)が設定されていたとしましょう。これには、他社鉄道会社との競合、あるいは自動車やバス、航空機などとの激しい競合に負けないようにするために、速達性を重視し、利用客をライバルに取られないようにしよう、という意図が見えるでしょう。

 

他にも鉄道会社は不動産事業を持っていることが多いので、開発したい地域をダイヤ上優遇したり、時には新駅建設を考えたりすることもあるでしょう。

 

このようにダイヤからは様々なことが読み取れます。もちろん時代は常に変化しているため、定期的にダイヤ改正がなされます。これは時代の変化に適応するために、ダイヤをより適切なものに変えていくということです。つまり、ダイヤ改正の際には、旧ダイヤと新ダイヤを比較することで、様々な事柄が推察できるのです。さらに過去のダイヤの変遷をたどることで、その鉄道沿線の歴史までもが読み取れるのです。

 

このように様々な要素が絡まりあい、ある種の芸術ともいえるダイヤを読み解くことは

私にとって非常に好奇心そそられるものなのです。そして、ここまで読んでくださったみなさんにも、ダイヤを読み解くことの魅力が伝わったのではないでしょうか?

 

ダイヤについては様々な記事を作ろうと思います。鉄道ファンだけでなく、地理好きや歴史好きの方、地域活性、街作りなどに興味のある方にも楽しんでもらえるような記事にできればと思っています。よろしくお願いします。

 

とりあえず初めは関西五大私鉄(阪急・阪神・京阪・近鉄・南海)の一つである京阪の昼ダイヤを見ていこうと思います。様々ダイヤを取り上げようと思っているので、リクエスト等ございましたらコメントをいただけますと幸いです。

youtubeチャンネル紹介

youtubeのラメポタチャンネルを紹介させていただきます。

 

ラメポタチャンネルでは主に「A列車で行こうExp.+」という
シミュレーションゲームで作成したマップを動画にして投稿しています。
現実路線の前面展望再現のほか、将来の路線のシミュレーションや、
妄想路線動画、その他の一発ネタマップなどをUPしております。

不定期ですが随時更新していこうと思いますので興味をお持ちの方は
ぜひチャンネル登録をよろしくお願いします。

 

この記事では記念すべき(?)私の初投稿作品を紹介します。

 

A列車で行こうExp. 東海道新幹線 東京~新大阪 前面展望
https://www.youtube.com/watch?v=1BXBq8VIKc0

 

東海道新幹線をイメージした路線の前面展望動画です。
1つのマップ(10km×10km)にむりやり詰め込んだため、
路線長や車両数、風景やカーブの方向など異なる部分も多々ありますが、
東海道新幹線の印象的なポイントはできるだけ抑えてあります。

 

また、東海道新幹線の前面展望動画は(私が軽くググった限りでは)
国鉄時代のものしかないようですので、
この動画で疑似的に東海道新幹線の前面展望を味わえます。

 

最近ではもう少し本格的に再現し、ボリュームを増した
リメイク版の東海道新幹線の前面展望も作成しましたので、
もしよければこちらもどうぞ。

 

A列車で行こうExp.+】東海道新幹線上り前面展望part1 新大阪~名古屋
https://www.youtube.com/watch?v=yOW10d40mRk

※part2(名古屋~静岡)とpart3(静岡~東京)はpart1の概要欄のリンクからどうぞ。

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リメイク版東海道新幹線サムネイル

 

自己紹介

初めましてラメポタと申します。


ラーメンを食べることとサイクリング・ポタリングすること、

そして鉄道等の交通関連についていろいろ考えることが好きです。
路線の中では京阪線東海道新幹線が好きです。
なお「ラメポタ」の由来はンとポタリングからです笑。

 

youtubetwitterもやっていますので、興味があればぜひご覧ください。
youtubehttps://www.youtube.com/channel/UCvAHGdE7KfgeJ3pP_wvoy8Q?view_as=subscriber
twitter:@ramepota

  

さて新たな試みとしてブログを始めてみました。
こちらのブログでは主に鉄道を中心とした交通に関することを
投稿していこうと思います。

鉄道紹介、鉄道沿線紹介、豆知識、ダイヤ、妄想路線など
幅広い内容に触れられればと思います。
また、youtubeに関する内容に触れたり、その他の雑談をすることもあると思います。
ごゆるりとお付き合いください。笑

関西出身で、現在は関東在住のため
関西圏および首都圏のネタが多めになると思いますが、
ゆくゆくは扱うネタの幅を広げていこうと思います。
よろしくお願いします。